LEE(リー)オーバーオール取り扱い店舗です。尼崎・西宮でオーバーオールをお探しの方は是非。

LEE（リー）のオーバーオールは、ワークウェアの歴史を語る上で欠かせない、象徴的なアイテムです。その特徴、歴史、種類についてご紹介します。

LEEのオーバーオールは、機能性とデザイン性を兼ね備えた多くの特徴を持っています。

JELT DENIM（ジェルトデニム）: LEEが開発した、撚りを強めた糸を高密度で織り上げたデニム生地で、高い強度と耐久性が特徴です。
HICKORY STRIPED DENIM（ヒッコリーストライプデニム）: 錯視現象を利用して汚れが目立たないように工夫されたストライプ生地で、ワークウェアとして実用性も兼ね備えています。
ビブポケット（胸当て部分のポケット）: 懐中時計用ポケットやペンシルスロットなど、様々な機能的なポケットが配置されているのが特徴です。
シールドバック: 背当て部分が特徴的で、作業時の動きやすさを考慮したデザインになっています。
オリジナルボタン・金具: Leeロゴ入りのオリジナルボタンや金具が使用されており、ブランドのアイデンティティが感じられます。
ハンマーループ・ツールポケット: 作業用のハンマーループや、定規などを収納できるツールポケットがサイドに付いているものもあります。
補強布付きの後ろポケット: 耐久性を高めるための補強が施された後ろポケットも特徴的です。

近年のモデルでは、ストレッチ性のある素材を使用したり、シルエットを現代的にアップデートしたりと、快適性やファッション性も追求されています。

LEEのオーバーオールは、その長い歴史の中で進化を遂げてきました。

創業とワークウェアへの参入: 1889年、ヘンリー・デイヴィッド・リーがH.D. Lee マーカンタイル社を設立。当初は食品業者でしたが、自社製品のワークウェアの品質に不満を感じ、1911年に自社工場でのワークウェア製造を開始しました。
オーバーオールの誕生: 1911年に初めて製造に着手したワークウェアの原点がオーバーオールです。農夫や鉱夫、鉄道員など、タフな作業環境で働く人々に支持されました。
「ユニオンオール」の発表: 1913年には、上下が一体となった「ユニオンオール」（つなぎ）を発表し、当時のワークウェアに革命をもたらしました。これは、運転手が車の修理で服を汚すのを見てひらめいたと言われています。
革新的な素材とデザイン: 「JELT DENIM」の開発や、ジッパーフライの導入など、常に新しい技術やデザインを取り入れ、ワークウェアの進化を牽引してきました。
ファッションアイテムへ: 1950年代には、ジェームズ・ディーンなどの映画スターが着用したことで、デニムがワークウェアからファッションアイテムへと変化するきっかけとなりました。その後も、様々なシルエットや素材のオーバーオールを展開し、ファッションシーンでの存在感を確立しています。

LEEのオーバーオールは、そのシルエットや素材、デザインによって多岐にわたります。

シルエット:
- レギュラー・ストレート: 定番のシルエットで、ゆったりとしすぎず、合わせやすいのが特徴です。
- ルーズ・ストレート: よりゆったりとしたシルエットで、リラックス感のある着こなしができます。
- テーパード: 腰回りにゆとりを持たせつつ、裾に向かって細くなるシルエットで、すっきりとした印象になります。
- ワイド: 全体的にゆとりがあり、トレンド感のある着こなしができます。
- オーバーオールスカート: 女性向けのスカートタイプもあります。
素材:
- デニム: JELT DENIMをはじめとする定番のデニム素材。インディゴ、ライトブルー、ブラックなど様々なカラーがあります。
- ヒッコリーストライプ: 汚れが目立ちにくい人気のストライプ柄です。
- ヘリンボーン: 織り目が特徴的なヘリンボーン生地を使用したものもあります。
- ストレッチ素材: 近年では、快適性を追求したストレッチ入りの素材も多く展開されています。
ディテール:
- 胸ポケットの形状: 山型ポケットなど、時代やモデルによって胸ポケットのデザインが異なります。
- ボタン・金具のデザイン: ヴィンテージ感のあるものから、モダンなデザインまで様々です。